|
2005年 09月 25日
初めて行く薬局では
「アンケート(問診)を書いて下さい」と言われると思う。 最近は 「なんで薬局で住所を書かなくちゃいけない」 「個人情報保護法があるだろ」 「病院は全て知ってるから必要ない」 と断られることが多くなってきた。 聞かれる内容としては 名前や生年月日、住所に電話番号 アレルギーや副作用、大きな病気をしたことがあるか また、食事は規則的か、タバコやお酒は摂るか、といったもの。 めんどくさいとか、同じことを何度も聞くなとか その気持ちは良く分かる。 けど、病院と薬局は繋がっている訳ではなく 情報を共有できるわけでもない。 答えても答えなくても 指導料は取られるもの(基本的な点数なのでほとんどの場合算定される) だったら、答えた方が得かもしれない。 「貼り薬しか出てないから」そう思ってても、貼り薬にだって 喘息を持ってる人は気を付けなくちゃいけないものもあるし、 「目薬だけだから」それでも併用すると良くないお薬がある。 子どもなら体重や年齢でお薬の量は変わってくるし、 お酒と一緒に摂るのはダメなお薬もある。 もちろん、患者さんからの情報がなくっても 薬剤師にはこれらのことを説明する義務はある。 けど、よりその患者さんのバックグラウンドが分かれば 危険や間違いに気付き易くなり、具体的なアドバイスもできる。 病院と薬局との二重チェックで「安全」を提供するのが 医薬分業の役割やメリットでもある。
by momo_natsu
| 2005-09-25 11:30
| 仕事のこと
|
ファン申請 |
||