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2005年 09月 20日
病院で発行された処方箋について。
そもそもこれがないと、調剤薬局なんて成り立たないから。 まず、基本知識から。 処方箋には処方されるお薬の名称・用法・用量などの他に、 絶対に明記しなければいけない事項というのがいくつかある。 患者氏名・生年月日・保険者番号(保険証の番号*)・発行日(交付日)・保険医師名 etc そこで注目してもらいたいのが「発行日」のたいてい近くに書いてある小さな文字。 -この処方箋は特に有効期限の書いてない場合、発行日を含めて4日間です- 老眼でなくっても、よくよく気を付けないと見つけられないことが多い。 が、日曜日や祝日を挟んでようが、4日間なのです。 勝手に薬局で日付を変えてしまうことは出来ない。 病院に照会して延ばしてもらえることもあるが、もう一度受診するように言われる場合もある。 処方箋をもらったら、忘れないうちに薬局でお薬をもらいましょう。 *保険証の番号からは色々なことが分かります。 それはまた別の機会に。 1)○○顆粒 3g 顆粒は分かりますね。gはもちろんグラム ××錠 3T TはタブレットのT。錠 △カプセル(100) 3C (100)は規格を表す* Cはカプセル 分3 毎食後 4日 分3:1日3回に分けること。この場合は毎食後に 服用するよう指示あり。4日分。 2)□□錠 1T 熱の高い時 2回分 こんなふうに~回分とか書いてあるのは頓服 症状が出た時に飲む 3)イソジンガーグル 30ml 外用薬というやつです(⇔内服薬) うがい 1日数回 1日数回、うがい用 *規格というのは、そのお薬の成分がどれだけ含まれているか表す数字などのこと 例えば、50mgと100mgと2つの規格があるお薬も多々ある 1)の3Tとかいうのは「1日量」のこと。 だから、分3で3錠なら、「1回」に飲むのは1錠。 「全部」で12錠渡されることになりますね。 薬局に来てから 「今日は2週間分お薬出してもらったのよ、そうなってる?」 「お昼は飲めないことが多いから朝と夜だけに飲めると助かる」 とか聞かれたり、言われたりする患者さんは結構多い。 少しだけでも見方が分かれば、何日分出てるか、いつ飲むよう指示されてるか 病院で確認することができる。 自分が先生(医師)に伝えたことと違うなどの疑問があれば、 その場で聞いた方が、後から問い合わせをするより、早く済むことが多い。
by momo_natsu
| 2005-09-20 00:05
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