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2009年 10月 03日
まだ3作品しか読んでないけど、
確実にこの人の本は好きだって言える作家に久々に出会った。 早く早く読み進みたい気持ちと、矛盾するずっと読み終わりたくない気持ち。 読み終わった達成感と喪失感と、 その後しばらく続く落ち着かない気持ち。 わたしが本を読む時の好きな感覚が、まさしくある。 ミステリに分類されるようだけど そのトリックは「予想できるもの」であることも多い。 けど、「そういうことだったのか」と種明かしに驚かなくても 十分気持ちのいい驚きがある文章を書く作家さんだと思う。 読み終わったばっかりの『凍りのくじら』 後からレビューを読んでみると、主人公がイヤだとか、傲慢だとか そういう風に書いてる人が結構いて、びっくり。 わたしは、共感できることがままあったし、最初から主人公のことは好きだった(笑) 辻村さんの作品はもしかしたら、好きな人とそうじゃない人で 結構分かれるのかもしれないけど、 もし 理帆子 が最初から好きだったという人はわたしを気が合うのかもね。 そういう人いたらぜひ教えて下さい。
by momo_natsu
| 2009-10-03 15:53
| 日々思い、考えること
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