|
2005年 10月 21日
先日、患者さんの家族から電話があった。
「この前交換してもらったお薬の数が足りないんだけど」 そのさらに3週間ほど前、お薬が湿った、と電話をしてきた方だった。 その分包した状態で渡した粉薬、異常に水分を含んでしまっていた。 さらさらとしてるはずなのに、一粒ずつが重くなってる。 原因は分からない。そこまで吸湿性のある薬ではないし・・・ と、保管方法を聞いてみたが、特に問題はないと言う。 「子どもの大事な薬がこんなでは困る」そうおっしゃるご家族。 お薬は新しく作り直し、交換となった。 だけど、持ってこられた数が、調剤した日から数えてずいぶんと余っている。 飲ませ忘れか、その前のものが余っていたのか。 だけど「交換」という異例の形なので、調剤日から数えて、 正しい日数分だけお渡しする。 その時にも説明しているはずだった。 なのに冒頭の言葉。 わたしが説明したわけではもちろんないので、薬剤師の先生に代わる。 先生は、「あぁ、そうでしたか。じゃあ、残りの分も作って置いておきますので」と。 頭の回転の速い先生が、理解しなかったはずがない。 きちんと薬暦も渡し、簡単に事情も説明した。 理由は聞かなかったから、なぜそう言ったのか分からない。 けど、わたしはちゃんと説明して欲しかった。 それが相手の方のためでもあり、うちの薬局のためでもある。 これだと、その方は「あの薬局は薬をちゃんと数えて渡さなかった」とか 「言えば何でもしてくれる」と思ってしまうかもしれない。 お薬を渡さないほうがいい、と言ってるのではない。 一度は少ない数で渡すことに同意したはずなんだから、 もう一度きちんと説明をした上で、渡すなら納得もいく。 なんだかこういうことがたまにある。 もっとはっきりと言うべきところはちゃんと言う。 そんなのサービスじゃない。 信頼関係は結べない。 注)実際にそのさらに作り直した薬を渡すところは見てないので もしかしたら、その時に説明をしているのかも。 でも、やっぱりそれでは遅いと思う。
by momo_natsu
| 2005-10-21 20:13
| 仕事のこと
|
ファン申請 |
||